画像診断と治療
脳神経に関する様々な症状が見られた場合、ご相談下さい。
検査の必要性は医師の問診・診療後に決定しますが、当院では即日検査・即日診断を原則にしております。
最新の診断機器(1.5T MRI、マルチスライスCT)を用いた、より正確な診断のもと治療を開始いたします。
脳血管障害について
脳に血液を供給する血管に障害が生じることで、脳の機能が影響を受ける状態を指します。代表的なものとして、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血といった、いわゆる脳卒中が挙げられます。
脳血管障害は、日本人の死因の多くを占めます。また、日常生活に影響を与える神経学的な後遺症を残すこともあるため、注意すべき病気のひとつといえます。
神経難病について
神経難病とされる主な病気には、筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病、多系統萎縮症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、脊髄小脳変性症、多発性硬化症、重症筋無力症などがあります。
はっきりした原因や治療法がまだ分かっていない病気も多くありますが、ある程度まで判明しているものや、根本的に直すことは難しいけれども、日常生活に支障をきたさない程度まで回復する治療が行えるものもあります。また、現在のところ直接的な治療法がないとされる病であっても医療がかかわることで少しでも生活しやすくすることは可能です。
短期集中リハビリ入院について
疾患を患われた方にとって在宅生活における悩みは予想以上に困難が伴う事が多いのではないでしょうか。
ご本人の身体機能の不安や、食事や入浴、排せつといった生活の悩みなど在宅療養上の困りごとがあれば一度ご相談ください。
医師の診察をもとに必要に応じて入院を行う事で、体力の向上を図り重症化を予防する、生活能力向上による在宅生活の立て直す、
介助方法の検討や生活リズムの立て直す、栄養や嚥下の状態、食事の形態を確認するなど患者様、ご家族様と一緒に考えさせて頂きます。
※ご家族が短期の入院を希望され、退院後は再び在宅療養される患者様が対象です。
当院がかかりつけではない患者様もご利用が可能です。特別な処置を必要とする方はあらかじめご相談ください。
ボトックス治療のご案内
当院では、眼瞼けいれん、顔面けいれんに対してボトックス治療(アラガン社が開発したボツリヌス菌毒素)を行なっています。治療の対象となるかどうかは、診察を受けていただかないと判断できません。また治療可能と判断されても、薬品の取り寄せに1週間くらいかかりますので、ご了承下さい。費用については当院受付にお尋ね下さい。
●眼瞼けいれん
眼の周りの眼輪筋のけいれんが自分の意思とは関係なく起こります。中高年に多く、下まぶたのピクピク感から始まり、明るい場所や精神疲労で悪化しやすいとされています。
●顔面けいれん
顔面神経が血管に圧迫されて起こります。ほとんどが片側性(左右どちらか)で、眼の周りだけでなく、口の周りの筋肉までけいれんが及びます。まれに腫瘍や血管の奇形が原因のこともあるため、治療前にMRIを受けていただきます。症状は片方の眼の周りの軽いピクピクしたけいれんから始まり、次第に同じ側の額、頬、口、顎などに広がって行き、持続するようになります。顔がつっぱったり、けいれん側の筋肉の麻痺が生じることもあります。40~70代の中高年の女性に多い病気です。
リハビリテーション科
当院のリハビリテーションは急性期~生活期まで幅広く提供しております。また、入院だけではなく外来・通所・訪問リハビリも行っております。各職種が連携しながら対応しており退院後の支援も充実している事が特徴です。
※外来・通所・訪問リハビリは利用に条件があります。詳しくはお問合せください。
リハビリテーションの詳細についてはこちらをご覧ください。
パワーリハビリテーション
マシントレーニング・各種体操等により筋力の向上や関節可動域の改善を図り、日常動作の改善を目指します。高齢者においては介護予防、自立支援を、また脳梗塞後遺症の患者様においても麻痺側の筋力改善を期待することができます。またADLの改善は精神面での効果も期待できるとされています。
居宅介護支援センターきららと協力し、在宅へ向けての支援を必要に応じ行なっています。
病診連携
当院は県央地区の基幹病院である国立長崎医療センターや地元の総合病院である大村市立病院と緊密な連携を行い、患者様の状態に応じて協力して診療を行なっています。